違いについて

加齢は、止めることができません。その中で健康であるために、食事を気をつけたり、生活習慣を見直したりします。老いや加齢に伴う病気の一つに認知症があります。人は物忘れが年齢を重ねると増えてきますが、認知症は物忘れとは決定的な違いがあります。物忘れは一部の記憶を忘れますが、認知症は全て忘れてしまいます。また、認知症の人は、忘れていることを自覚していません。こういった症状が認知症の疾患の代表的なものです。いまはアルツハイマーや脳血管性など、様々な種類に分類されています。

いま最も多いと言われているのが、アルツハイマー型認知症です。記憶障害から始まって、段取りが立てられない・薬の管理ができないなどの症状が現れてきます。脳血管性認知症は、脳動脈硬化などで、神経細胞の一部に栄養・酸素が届かず、神経細胞が壊れる症状です。そのため記憶障害だけでなく、言語障害も現れやすくなります。アルツハイマー型と比べると、歩けなくなる歩行障害も出てくるのがこの脳血管性認知症の特徴です。レビー小体型認知症は、幻覚が見え、パーキンソン症状であるこわばりが伴ってきます。前頭側頭型認知症は、話の途中で急に去る・万引き行為を行なうなど、性格変化が伴います。働き盛りの世代で発症する場合もあり、社会性の欠如は生活する上で大きな影響を与えます。お年寄りだけの病気ではないことを、しっかりと認識することが大切です。

物忘れの症状と似ているので、気づくのが遅いケースもあります。遅い場合、治療や対処も遅れてしまうので、症状が進行してしまいます。加齢による物忘れは徐々にしか進行しませんが、それよりも認知症は進行が早いものです。少しおかしいと感じたら、手遅れになる前にすぐに専門医に相談しましょう。